クァルテット・プロメテオボローニャ音楽祭:イル・ヌーヴォ、アンティコ、アルトローヴェ
イベント情報
クァルテット・プロメテオの2012年ビエンナーレ・ムジカでのコンサート「銀のライオン」は、新しいものと古いもののユニークな交差を披露した。フランチェスコ・アントニオーニの弦楽四重奏曲第2番「Surfarara」では、アラン・ローマックスが収集したシチリアの硫黄鉱夫の歌が古代を象徴している。アントニオーニは、この古代の旋律をポリフォニックなテクスチュアに巧みに織り込み、シチリアの歌い手との遠い対話を生み出し、彼の言葉の中にある「記憶の痛み」を呼び起こす。しかし、バルトークの四重奏曲第4番では、その形式的構造の誇張された対称性によって、古代のものが示される。
フェラーラ・ムジカとの共同制作。