イ・ヴィルトゥオージ・デッローマ：ニューイヤー・コンサート

サン・パオロ・エントロ・ムーラ教会

城壁内聖パウロ教会」は、イタリア統一後、ローマに建てられた最初の非カトリック教会である。1873年から1880年にかけて、ローマのナツィオナーレ通り、カストロ・プレトリオ地区に聖公会のバシリカとして建設された。ゴシック・リバイバル様式で建てられた特徴的な外観は、赤レンガと石灰岩レンガが交互に使われている。 ラファエル前派のイギリス人エドワード・バーン＝ジョーンズがウィリアム・モリスと共同で制作した4つの壮大なモザイク画は、教会内部の最高傑作である。目を凝らすと、精巧なモザイク画に描かれた教父たちの中に、19世紀の有名な人物を見つけることができるだろう。その中には、画家自身、著名な寄付者とその家族、「キリスト教の戦士」の中にエイブラハム・リンカーン、ジュゼッペ・ガリバルディ、グラント将軍などがいる。椿姫』のような人気オペラの上演を含め、多くの楽しいクラシック・イベントがこの場所で開催されている。