ドヴォルザーク
イベント情報
アントニン・ドヴォルザーク唯一のピアノ協奏曲と、フルオーケストラのための2つの人気曲で構成されている。ピエール=ローラン・アイマールは、ハンガリーの音楽シーンと親交が深く、その魅力は互いに惹かれ合っている。このフランス人アーティストが、リゲティやクルタークの作品に何十年にもわたって傾倒してきたことを思えばわかるだろう。ピアノ協奏曲ト短調の演奏に先立ち、ドヴォルザークの「自然、人生、愛」序曲三部作の中で最も人気の高い、あらゆる多様性と色彩に満ちた人生を描いた「謝肉祭」序曲を聴く。ドヴォルザークのキャリアを象徴する作品である交響曲第9番「新世界より」もまた、聴く者を陽気な騒ぎの中に連れ去ってくれる。ドヴォルザークはニューヨークで活動していたが、彼の最後の交響曲が想起させるのは賑やかな大都市ではなく、むしろアメリカのフォークロアの雰囲気であり、ドヴォルザークの音楽世界を紛れもないものにしているチェコの旋律と自然に混ざり合っている。