ウクライナ・フリーダム・オーケストラ：ベートーヴェン第5番とワーグナー

イベント情報

ウクライナ・フリーダム・オーケストラは、今では夏の常連ゲストとなっています。創設者のケリー＝リン・ウィルソンが指揮するベートーヴェンの交響曲第5番とマキシム・コロミーエツ作曲の「ヘルソンの母たち」。ソプラノ歌手のレイチェル・ウィリス・ソレンセンは、ワーグナーの代表作『トリスタンとイゾルデ』の感動的な「愛の死」を歌います。

ベートーヴェンの交響曲第5番とワーグナーの「愛の死」
西洋音楽史上、最も有名な4音符は、ベートーヴェンが交響曲第5番の冒頭で奏でる「タ・タ・タ・タアー」ではないでしょうか。伝説的なのは、ワーグナーの記念碑的なオペラ『トリスタンとイゾルデ』の「前奏曲」の冒頭のコードで、これは「トリスタン和音」とも呼ばれています。

ウクライナ・フリーダム・オーケストラ
ウクライナ・フリーダム・オーケストラは、今では夏の常連ゲストです。この英雄的な自由オーケストラは、ウクライナの民主主義と文化遺産を守るために世界を巡業しています。2023年にベートーベンの交響曲第3番「英雄」を演奏した際には、ヘット・パロール紙が「ウクライナ自由オーケストラの強みは、そこに存在することにある」と見出しを付けました。今回は、ケリー・リン・ウィルソンが指揮をとり、ベートーベンの交響曲第5番が演奏されます。さらに、マキシム・コロミエツ作曲の「ヘルソンの母たち」とワーグナーの「愛の死」が、アメリカ人ソプラノ歌手レイチェル・ウィリス・ソレンセンの独唱で披露されます。